仮住まい生活
解体
引っ越しが終わり
最後の荷物を片づけたら
すぐに実家の取り壊しがあり
あっという間に更地になった
解体の日は終わった後に
見に行ったので
さみしさよりも
新しい家がここに建つのだという
楽しみの方が大きかった
建築開始
仮住まいから
実家までは歩くには遠く
車を使うため
工事の進捗状況を
毎日見に行くことは
出来なかった
当時はすぐ近くに
スーパーマーケットがあったので
毎週日曜日には
買い物に来つつ
建築中の家を見ることを
楽しみにしていた
他にも時間があれば
仕事の後でも見に行った
基礎が出来
柱が建ち
図面が頭に入っているので
ここがこうで
あそこがああなるんだと
現実に家が建築されていくのが
うれしかった
期間限定の暮らし
仮住まい生活は
2か月半くらいだった
仮住まいでは
段ボールに占拠されて
普通の生活ではなかった
モノが多かったのと
引っ越しの大変さがわかったので
新しい家に戻るときの
引っ越しのことを考え
必要最低限の段ボールしか
開封せず
必要なものだけでモノで生活していた
好きなことも
自由も制限されていた
仮住まい生活があったからこそ
必要最低限のモノだけの生活に慣れ
必要以上のモノは
本当に必要ないと思った
過剰な心配をすることで
モノが増えている
テレビもネットの環境もない部屋で
過ごしていた
ずっと続く生活ではないことと
新しい家までの間という
期間限定なので
我慢できた
普段は家にいることが多いが
休みになれば
家族で出かけていた
簡単な流れ
2014年
2月
築40年以上の家を建て替える決意をする
3月
長年お世話になっている建築屋さんに連絡する
自分たちでモデルハウスを見に行ったり
ショールームに案内してもらう
4月
住宅ローンについて相談を始める
建築屋さんが間取り図を持ってくる
5月
間取りが決まる
仮住まいを探す
6月
仮住まいに引っ越し
9月
完成した家に引っ越し