木製の椅子
プレゼント
20年以上前に
プレゼントしてもらった
木製の椅子
百貨店の物産展で
手作りの椅子を見つける
持って帰ることが出来る大きさで
買おうかどうか迷っていると
一緒に出掛けていた
両親がプレゼントしてくれた
百貨店の一番大きな紙袋を
2枚重ねにして
椅子を入れてくれて
それを持って
お昼ごはんを食べるため
和食のお店に入った
荷物を置くことに苦労した記憶がないので
ちょうどよい場所があったのだと思う
ご飯を食べている間も
買ってもらった椅子について
ずいぶん長いこと話していた
伝統技術
三角形の形がいいと思った
座面がうろこ模様に彫られている
うろこ模様という表現が
正しいのかは不明
釘など金属は使用していない
何か伝統的な作りの家具だと思うが
名称の記憶が全然ない
椅子のほかにも
木製の家具があったと思う
職人の方が手作りしているので
彫りの模様に同じものがない
座面がヒトが座った時の
体の形に合わせて
波型になっている
手の込んだ作りで
一目ぼれ
世界に一つだけの自分の椅子
こんな風に思って
自分の部屋で使い始めた
クッション使用
座った瞬間は良い
木の感触があって
とてもいい
少し時間が経つと
お尻が痛い
木はぬくもりはあるが
硬い
とてもずっとは座っていられない
おかしいな
自分の修業が足りなのかも
いつまで経っても
痛いことは変わらないので
その頃で出始めた新素材
低反発クッションを
買いに行く
丸い形のベージュの
クッションを購入
今でも使用中
使い方色々
背もたれがないので
持ち運び自由
脚立を出すほどでもないときは
踏み台になる
大きさも大きすぎず
わりとどこでも入っていける
部屋の掃除のときには
机として使っている
ダイニングテーブルの上に
逆さにして置いている
改めてすごいところ
こうして椅子について
改めて使い心地や
使い方などを考えていると
すごいことに気が付いた
トラブルが一度もない
ささくれる
ガタつくなど
使っていて困ったことは
一度もない
気に入ったものを
プレゼントしてもらって
今でも毎日使っているので
良い椅子と出会えたことに
感謝している