のんびり眺める
本来は楽しい時間ではない
歯科に通っている
職場から近いので
通いやすい
予約時間より
少し早く着いて
待合室で椅子に座って
待っているとき
窓から外の景色を
見ている
歯科はビルの4階にある
大通りを歩く人々
走る車を眺めている
工事中の建物があり
大きなクレーンで
資材を釣り上げている
ずっと見てしまう
何も考えず
ただ眺めているだけの時間が
ほとんどないので
なんだか新鮮で
息抜きになっている
場所が歯科であっても
今は貴重な時間だ
人を観察
人間観察とまでは
言えないけれど
遊歩道を散歩する人にも
色々あって
犬と散歩
健康のため
リハビリのために
歩いている人
自転車に乗っている学生など
様々な人たちを見て
勝手な想像をしている
2人並んで歩く後姿を
小学生と父親の親子だと思っていたら
小学生と中学生だった
後姿ではわからない
ランドセルを背負っているので
小学生だとわかるが
女の子はおしゃれな子が多い
よくわからないルールの遊びをしながら
登下校しているのを見たりする
自分が小学生の頃も
大人になった今では
何があんなに楽しかったのか
理解しがたい
遊びがあったことを思い出した